こんにちは。
1月は、久しぶりに室内楽を演奏する機会がありました。私はハイドンのピアノ三重奏曲から、ある1作品を演奏しました。
なんとハイドンを演奏したのは約8年ぶりのことです。ハイドンの過度な装飾を排除しながらも、華麗で心地の良い音楽に心動かされました。
ピアノ三重奏は概ねヴァイオリン、チェロ、ピアノの3つの楽器で演奏しますが、ソロとは異なる難しさがあります。
例えばソロに比べ、耳をより澄ませて互いの音を聴き、自分がどう弾きたいのかを明確に考えなければならないことです。意識がなく演奏していると、すぐに他の奏者に洩れてしまいます。
改めて、それらを3人で共有し、同じ空間で音楽を感じられたとき、美しい音楽が生まれるのだと感じました。
また、効果的なペダルの使い方や、フレーズの切り方まで良く聴きながら音色を考えることなど、ソロの演奏時にも繋がるものを多く発見することができました。
皆さんにもアンサンブルの楽しさを味わって欲しいと強く思いました。
そこで、普段のレッスンの中で連弾をしたり、あるいは楽器を用いてアンサンブルをするなど、そういった機会も取り入れていきたいと思います。先日はある有名な曲を用いて私がピアノを弾きながら、生徒さんに鈴を使って一定のリズムパターンを打ってもらいました。終わったあとは「楽しかった!」と笑顔が見ることができ、こちらも嬉しい気持ちになりました。
今年度も残り2ヶ月となりましたが、精一杯精進して参ります♪
講師 増谷