こんにちは。
以前、作曲家の生没年を覚えることに入れ込んでいた時期がありました。私のちょっとした趣味嗜好とも言えます。
年表を眺めていると非常に面白い発見があります。
まず、バッハとヘンデルは同じ1685年生まれということ。またショパンとシューマンは同じ1810年生まれです。
そして個人的に好きな時代は、ロマン派です。
1809年 メンデルスゾーン
1810年 ショパン、シューマン
1811年 リスト
たった3年間の間に、今日偉大な作曲家と呼ばれる彼らが誕生しているのです。祖国は違えど、同じ小学校に通っていたら面白いなあ…という想像もしてしまいました。
皆さまお気づきかと存じますが、同じ年代に誕生したとしても作曲のスタイルや傾向は全く異なります。特にロマン派以降はそういった傾向が色濃く現れていますよね。(これにも理由があります)
どこの国に、どんな時期に誕生したのか、時代背景はどうだったのか、楽器の進化はどうだったのか、、音楽は奥深いです。
皆さまも、「この作曲家は、あの作曲家と同時期の作曲家なんだ!でもこんな違いがあるな。」などと発見してみてください。
ちなみにドビュッシー(1862-1918)とラヴェル(1875-1937)は「印象主義」と一括りにされることが多いですが、私は一括りにすることに対して、あまりにも過小評価なのではないか…と感じます。
普段のレッスンで、このような話も通して音楽理解を深めていければ幸いです。
講師 増谷